新プロジェクトX「約束の春 〜三陸鉄道 復旧への苦闘〜」2024-04-24

2024年4月24日 當山日出夫

新プロジェクトX 約束の春 〜三陸鉄道 復旧への苦闘〜

朝ドラの『あまちゃん』は、三回見ている。最初の放送のときにほとんど見た。その後の再放送のときも見ている。全部で三回ほぼすべてを見ている。やはりドラマのなかに出てきた「北鉄」のことを思ってしまう。

春の学校の入学式に間に合うように、三年で工事を終わらせる。無茶だったかもしれないが、それを成し遂げた人たちがいた。また、それを支える地元の人たちがいたことになる。

運転再開のときの地元の人たちの喜びの表情がとてもいい。

たしかに、これは感動的な物語である。この番組の編集として、特に感動的な場面を作り出したということではない(ように感じる)。

二〇一一年の震災の後のことである。今から一〇年ほど前のことになる。この時代のことなら、記録映像、ニュース映像などが、残っている。記録が残っていることの意味を強く感じる。番組のなかで、津波の被害の映像が出ていたが、私は、これは放送すべきことだと思う。

強いて天邪鬼なことを書いてみるならば、この三鉄の将来性はどうなのだろうか。沿線住民の人口はどうなっているのか。観光客は、どれほど来ているのか。これらの将来的な予想は、どんなものなのか。外国人観光客にたよるぐらいなのだろうか。

気にはなることなのだが、このことについては、一切触れていなかった。これはこれで正しい判断であると、私は思う。過疎高齢化の地域である。三鉄の将来がどうなるにせよ、津波被害からの復旧の経験は、今後の三鉄のなかに生きのこっていくにちがいない。これぐらいしか、将来への希望を感じないということなのだが。

2024年4月21日記

ドキュメント20min.「科学ノ怪宴」2024-04-24

2024年4月24日 當山日出夫

ドキュメント20min. 科学ノ怪宴

肉に電気を流すとやわらかくなる。説明されるとなるほどと思う。問題は、実用化するメリット、それから、コスト、ということになるだろうか。肉はやわらかければいいというものではないと思うので、実際に使うとなると人間の感覚でどう判断するかということになるだろう。しかし、現象としては面白い。

人間には聞こえない低周波、高周波の音が、耳では聞こえていなくても、体には影響を与えている。このメカニズムの解明は分かっていないとしても、なんとなくそういうこともあるだろうとは感じるところである。人間の生活環境を考えるうえで、このことの研究は重要なものになる可能性がある。

味覚の再現。これが一番リアルである。人間の味覚を細かく分析するというのもすごいが、それを再現してみるというのもすごい。たぶん、人間がまだ味わったことのない味覚は、この世界に数多くあるにちがいない。また、現実的には、有名レストランの味を、科学的に分析するということが可能ということになるのかとも思う。

これもある種の科学番組なのだが、切り口によってはこのような見せ方もできる、ということになる。面白かった。

2024年4月23日記